結婚式は延期?中止?それとも決行?台風19号関東直撃。それぞれの選択。

1012日(土)

台風19号が関東に直撃しましたね。

10月の三連休初日。

 

ご結婚式を予定されていた方も多く、予想以上に大きな台風の影響で結婚式を延期されたり中止にされたり様々な葛藤の中、自分たちにとってのベストを模索されたことと思います。

 

交通の麻痺、電車の計画運休の発表を受けて全額無償で日程を延期する式場や、日付を変更する必要のある招待状と賞味期限の切れる引き菓子のみ有料で他無償で日程変更可能な式場、その対応は様々で拡散力の強いTwitterでは鎌倉プリンスホテルの神対応などがバズっていました。

 

 

私は16時からの結婚式司会の担当でした。

前日には同式場で行われる結婚式の延期連絡も何組かありましたが、ご担当の結婚式は決行。

電車は午後から軒並み計画運休が実施され、電車もタクシーも動いていない中、運転するのもかなり危険でしたがなんとか式場入り。

 

 

パーティーではゲストの皆様の携帯から非常警報が2回なり、それはそれは大きなサイレンが会場にこだまする場面もありました。

式場近くの川が氾濫水位を超えてしまった際に式場側からのお達しでタクシーでお帰り予定の方は今このタイミングでないと出られなくなりますのでお申し付けくださいとアナウンスもしました。これははじめての経験でした。

 

カメラマンさんは他県から来ている方で、いよいよ避難勧告が出ていて帰ることが出来なくなるとおふたりにお断りをして異例の途中退席。

帰ることの出来ない(徒歩圏内に住んでいない)学生サービススタッフは式場近隣に泊まるそうです。

 

 

パーティーは時間短縮することなく結びまでしっかりと続きました。

ラストの謝辞で深々と頭を下げられた新郎新婦のおふたり。

ゲストから大きな拍手が湧いていました。

 

 

 

 

 

 

結婚式の意味を改めて考えさせられ、そして再認識する時間でした。

ミスもなく、仕事はしっかりと全うしました。

ハードとしての司会者の仕事は出来ました。

 

でもおふたりの親友や大切なご家族のごとく100%淀みのない気持ちで臨めていたか…

 

心のどこかで台風の心配、帰りの心配をしていたのは事実。

 

 

ウェディングは形のない商品だからこそ、ソフトが何よりも大切。

どんな状況であっても初心を忘れず

『おめでとう』を一番に心から言えないといけない。

それがウェディングの仕事をするということ。

 

 

まだまだ、精進しなくては。

 

 

そしてbrides maidとして今回の台風を受けて、何が出来たのかを再度ミーティングを重ねます。

 

(現時点では10月12日、10月13日ご結婚式予定を延期されたご新郎ご新婦様への特別な応援企画、司会料金のディスカウントを実施しています。お問い合わせください)

 

東京。

朝起きたら台風は過ぎ去り晴天です。

 

ふと外を見渡しても何事もなくてホッとしていますが、これもきっと誰かが寝ずに川やダムの対応をしてくれたから。

幸せで不自由ない時間の裏では誰かが働いていて、そのおかげで成り立っている。

 

視野を広く日々に感謝をし、自分も仕事でしっかりと使命を果たし、新郎新婦の期待を超えていく…

 

うん、やっぱり今回の台風を経て、さらに精進したいと思います。

 

 

結びに、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。